Great Composer Memorial Series について
人類共通の遺産といえる「人とその作品」についてその音楽を理解するチャンスとしての場を設け同時に「パブリックコンサート」としての定着を期するものです。クラシックのみならず幅広い時代、様々なフィールドの作曲家を取り上げます。開催日は原則として作曲家の命日。(今回はイレギュラーとなります。)
今回のゲストは、ピアニストの袴田和泉さんをお招きいたします。
日時 | 2024年8月1(木) 18:00~19:10 |
会場 | 下通アーケード内 紅蘭亭前 |
プログラム
1.バッハ インヴェンション1番 | ピアノ 岡井 智亮 |
2.バッハ インヴェンション2番 シューマン 刈入れの歌 | ピアノ 藤田 湊良 |
3.バッハ シンフォニア11番 シューマン 子供の情景より「異国にて」 | ピアノ 岡井 佐知 |
4.リスト 愛の夢 | ピアノ 岩澤 龍太郎 |
5.バッハ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 第1楽章 | 1st ヴァイオリン :江本あかり 2nd ヴァイオリン : 高村 紗楽 ピアノ : 光永 育 |
6.バッハ トッカータ BWV912 | ピアノ 平田 恵 |
<ゲスト演奏> シューマン アラベスク ハ長調 Op.18 リスト 巡礼の年報第2年「イタリア」より ペトラルカのソネット第.123番 リスト 3つの演奏会用練習曲「ため息」 | ピアノ 袴田 和泉 |
ゲスト演奏
袴田 和泉(はかまだ いずみ)
東京芸術大学を経て、同大学大学院修了。ハンガリー政府給費留学生として、ハンガリー国立フランツ・リスト音楽アカデミーで研鑽を重ねた後、ドイツ国立フライブルグ音楽大学大学院ソリストコースへ進み、最優秀の成績でドイツ芸術ソリスト国家資格試験に合格し、同校を修了する。レオ・ヴァイナーコンクール第2位、ウィーン国際夏期ゼミナールコンクール第2位(第1位なし)。
これまでに、東京文化会館、フライブルグカウフハウスザール、ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール、ジュネーブ国際労働機関、在ジュネーブ国際労働機関日本政府代表部など、日本、ハンガリー、ドイツ、スイス、フランス各地においてリサイタルの他、室内楽、オーケストラとの共演、2代ピアノデュオ及び、南西ドイツ放送、スイスロマンド放送への出演(リサイタルの実況生中継)、NHK(TVライブ演奏及びFMへの出演)など幅広い活動を行い、人の心をとらえて離さない芸術性あふれる演奏は、内外の批評家から実力派ピアニストとして高い評価を受けている。
2000年から2005年に書けて、~スクリャービンの人生と音楽を追って~と題する全10曲のピアノ・ソナタをメインにしたリサイタル・シリーズ(全6回)を成功のうちに終え、その卓越した解釈は各方面から大きな反響を呼んだ。また、2012年にはベルウッドレーベルより「時を超えて響くピアノ」(BW-1305D)をリリースし、『レコード芸術』に取り上げられ好評を得た。
熊本大学名誉教授、日本大学講師。